(S6)秋の虫の鳴き音の感性工学的検討と能動音響制御への適用

 機械騒音の静音化ではなく,音の改質によって快音化することを目標とする能動騒音制御を試みています. 快音の規範としてコオロギ,スズムシなどの秋の虫をとりあげ,それらの鳴き音を構成する正弦波成分,シラブル,チャープなどが人間の感性にどのように働きかけるのか,人工的合成音を聞かせつつ脳波計などを用いて定量的に測定して,心地良い音の要因を抽出しています. さらに,能動制御系の構築を進めています.

Fig.2 Fig.2
スズムシの鳴き音 脳波測定系