(S4)平板からの音響放射パワーを最小化する最適凹凸付加の研究

 振動しやすい薄肉平板にプレス加工あるいは射出成形などにより凹凸を付加して局部的に剛性を向上させて,振動・騒音を低減させることができる. しかしながら,どのような凹凸を付与するかは技術者の経験に頼っているのが現状であり,理論的かつ系統的な凹凸付与手法の開発が望まれている. これまでに,矩形板に矩形くぼみを一つ付与する場合について, 凹凸付き平板の有限要素法振動モード解析に基づく音響放射パワーの推定を可能にして, くぼみの位置と大きさの最適化計算を行った.さらに,複数の凹凸,任意形状の凹凸に展開する.
Fig.1 Fig.2
矩形くぼみ付き矩形板の有限要素モデル 最適矩形くぼみ平板の音響放射パワー