(PS3)MRI画像診断装置から音響放射パワーの推定とサイレント化の研究

 先端医療診断に用いられる核磁気共鳴画像診断装置(MRI)は,検出用コイルが強静磁場中に置かれ, しかもコイル内を高いパルス電流が流れるため,強いローレンツ力が作用し,それが加振力となって大きな振動・騒音を発生することが問題となっている. そこで,検出用コイルの振動モード解析,強制振動解析,音場解析を行って,発生する音響放射パワーの推定を可能にするとともに, サイレント化設計の指針を提示する.これまでに,GFRPとコイル銅線からなる極めて複雑な複合材料である検出用コイルの有限要素法振動モード解析ならびに音響放射パワーの推定を可能にして,固定ボルトと音響放射パワーの関係を調べた.
※この研究は,GE横河メディカルシステム社との協同研究です.
Fig.1 Fig.2
MRI画像診断装置と音響放射パワー測定 音響放射パワーの推定例